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中国水工環境コラム第12回 春の厄介者「黄砂」

春の厄介者「黄砂」中国水工環境コラム第 12 回(2021 年 3 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 3 月になると、季節の言葉である「風光る」を実感します。明るい風は結構ですが、その風が運んでくる花粉と黄砂はいけません。各種の花粉による

中国水工環境コラム第11回 炭素循環

炭素循環中国水工環境コラム第 11 回(2021 年 2 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 私がかつて勤めていた大学には、環境科学部の学生向けに「環境科学概論」という講義科目がありました。授業の進め方は、複数の先生が話しをつないでいく「オ

中国水工環境コラム第10回 黒潮が運ぶもの

黒潮が運ぶもの中国水工環境コラム第10 回(2021 年1 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 ここ数回の本コラムでは、水が海と空と陸の間で循環する様子をみてきました。 水は海の中でも循環しています。グリーンランド沖の海水が深く沈み

中国水工環境コラム第9回 水の消える川

水の消える川中国水工環境コラム第 9 回(2020 年 12 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 「黄河断流」、1980 年代から90 年代によく耳にしたこの言葉は、黄河が途中で干上がり、水が渤海まで届かないことを指していました。原因は農地への水の

中国水工環境コラム第8回 軟水と硬水

軟水と硬水中国水工環境コラム第 8 回(2020 年 11 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 水の豊かなわが国では天然水や水道水に関する知識が広く共有され、水中の大腸菌や重金属の濃度、pH の値、味や臭いなどの水質についての理解も進んでい

中国水工環境コラム第7回 台風の盛衰

台風の盛衰中国水工環境コラム第 7 回(2020 年 7 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一今年の夏は特別暑かったような気がしていましたが、9 月1 日の気象庁発表によると、8 月の平均気温は東日本で平年を2.1℃上回り、西日本でも1.7℃

中国水工環境コラム第6回 雲の中は暖かい

雲の中は暖かい中国水工環境コラム第 6 回(2020 年 9 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 夏から秋への移ろいは、空と雲の様子でわかります。空は澄みわたり、高度2~7 ㎞のひつじ雲や、さらに上空のいわし雲がはっきりと見えるようになり、

中国水工環境コラム第5回 海のベルトコンベヤー

海のベルトコンベヤー中国水工環境コラム第 5 回(2020 年 8 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 前回の環境コラムでは、空気中の酸素が琵琶湖の底まで運ばれる「全層循環」をご紹介しました。「全層循環」は、冬の寒さで表面水の密度が大きくな

中国水工環境コラム第4回 「空気のなくなる日」

「空気のなくなる日」中国水工環境コラム第 4 回(2020 年 7 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 岩倉政治が1947 年に発表した児童向け小説のタイトルが、この「空気のなくなる日」です。1910 年にハレー彗星が地球に接近した際に、さ

中国水工環境コラム第3回 遠くの山はなぜ青い

遠くの山はなぜ青い中国水工環境コラム第3回(2020 年 6 月)執筆者:中国水工(株)環境アドバイザー 大田啓一 新緑に包まれていた近くの山々は急に緑色を深くし、遠くの山は青さを増してきました。遠くの山は冬でも青いのですが、初夏から盛夏の晴れた日には青色が一段と濃

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